1ポイントレッスン
☆中秋の名月?
現在日本では太陽暦を使っていますが、それまでは旧暦を使っていました。旧暦は、1,2,3月を春、4,5,6月を夏、7,8,9月を秋、10,11,12月を冬としていました。
この考え方で7,8,9月の秋の真ん中である8月15日を「十五夜」とか「中秋の名月」と言うようになりました。しかし旧暦では一ヶ月の日数の数え方は、お月様が新月の日を月初めの1日としていたのです。
新月から次の新月まで29.5日かかります。これでいくと旧暦の場合1年は29.5×12ヵ月で354日となり現在の太陽暦(365日)と合わなくなります。そこで旧暦は「うるう月」を追加し1年を調整するのです。
そのようなことで太陽暦と旧暦のズレが影響して今の太陽暦の9月(偶に10月)ごろが「中秋の名月」にあたるのです。