カラスは、もともとは太陽の神「アポロン」の使いでした。白銀の羽毛におおわれて人間のきれいな言葉をしゃべっていたのです。しかしこのカラスには大きな欠点がありました。それはウソを言うことでした。ある時アポロンの妻コロニスが浮気をしているとウソの告げ口をしたことでアポロンの怒りをかい、そのためカラスは罰をうけ真っ黒な姿に変えられ言葉も奪われたのです。